大自然を撮る写真家と聖なるシャスタの水辺で再生した女神のコラボレーション
中尾好孝のシャスタ物語 (終)〜それぞれのシャスタ
2008-04-20 Sun 00:00
シャスタに出会ってから劇的な人生の変化が訪れた方、シャスタと言う場所が大好きで何度も行きたくなるけれど、これといったことは何も起こらなかったと仰る方のお話を読んだり聞いたりすることがよくあります。シャスタと繋がったからこその出会いや素晴らしい体験もたくさんありますし、変化も何もなかったわけではないし、シャスタが特別な場所であることはいまさらながらの事実ですが、私の場合はどちらかと言えば後者に属するような気がします。逆に、私のエージェントである収穫の女神の場合は、間違えなく前者で、彼女の人生が、シャスタに出会ったことにより大変化を遂げたお話は、このブログ上にある「シャスタな女神の物語」で本人自らが28回にも亘ってご紹介した通りです。

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※ここに掲載されているすべての写真の著作権は、写真家中尾好孝に帰属します。無断転用、転載はご遠慮ください。


私と収穫の女神を五行思想の元素に例えるならば、私が「水」で彼女が「火」。私達二人を見て究極の陰と陽だと形容する人がいるぐらい、ものの考え方や見方、アプローチのし方がまったく異質な存在同士であると断言できます。だからでしょうか、彼女がいつもしてくる「シャスタ後に変化したことって何?」という質問の答えを探すためにシャスタとの関係性に思いを馳せてみても、彼女のように「ドラマチックなストーリーはない」というのが正直なところです。私にとってシャスタに出会ったのは紛れもない事実であり、シャスタに繋がらなかった人生を未だ経験したことがないわけですからいくら同じ質問を繰り返されても困ってしまうだけです。(ちょっと禅問答みたいですが・・・)私には、シャスタの存在しない人生を想像して現在の自分の人生と比べることもできなければ答えようもないと言っては、彼女に「イマジネーションが貧困だ!」と怒られてしまう有様です。その度に人それぞれに捉え方や感じ方が違うことをこんこんと説明するのですが、なかなか受け入れてはもらえずに言い争いになったりすることも・・・。きっと彼女は、彼女自身の物語のような心躍る何かを私の口から聞くことを期待しているのでしょうが、私達は全く違う経験と人格を持つ人間同士なのですからそうはいかないわけなのです。

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何のこだわりもなくさらさらと流れ、その姿を柔軟に変容させる「水」には、「火」ほどの勢いはありません。常に「あるがまま」の「水」は、無理なくすべてを受け入れると言う性質やその拘りのなさから、時には安易な方向へと流れてしまうこともあるでしょう。また、情熱的に燃え盛る「火」には、人々を活気付け、暖かくしてくれるという特性を持っていますが、逆にそれが過ぎると一切を燃やし尽くして破壊してしまう可能性も大です。でも、そうならない前に「火」を消し去ることができるのは「水」だけ。私達もそんな「火」と「水」同様、お互いがお互いを補い合い、助け合っていることも確かです。ご存知の通り、シャスタ山はシャスタとシャスティーナの二つからなっており、人々の中にある男性性と女性性、光と影の部分をバランスよく統合させるエネルギーを持つと言われています。だからきっと私達も、お互いがお互いを鏡として自分自身を直視し、違いから「自分」と言うものを学ぶために一緒にいるのではないかと思います。そして、真剣なガチンコ勝負だからこそ生まれ出た素晴らしいものや、全く知らなかった未知なる自分自身を発見したりしたことも数え切れないほどあります。が、これも考えようによれば、シャスタや彼女に出会わずとも別の誰かと経験していたかもしれませんから、確かなことは何も言えないというのだけが確かなのでしょう、と考える私は夢のないへそ曲がりなのかな?

これで、日本、オーストラリア、カナダからシャスタへと続いた私の物語は一旦幕を下ろすわけですが、人生と言う名のストーリーの次なる章は、こらからも面白い展開と共に進んでいくと思われます。「水」である私は、きっと今後も今までと同様に、自分自身の目の前に起こってきたことを、ただ「あるがまま」に受け止めて人生を歩んでいくことでしょう。勿論、時に燃えさかる「火」にあぶり殺されないよう、いつでもそれを消せるように背後への注意は怠ることなく・・・ですが(笑)。



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