大自然を撮る写真家と聖なるシャスタの水辺で再生した女神のコラボレーション
シャスタな女神の物語 18 〜 女神宣言
2007-11-28 Wed 04:33
12月になり、私は待望の新居に落ち着きました。持っていた家具らしい家具といえば小さな本棚とシングルベッドだけでしたが、ありあわせのものを使って工夫し、楽しみながら自分だけの小さな空間を自由に整えました。私の部屋から続く小さくてかわいらしいバルコニーからは、ゴールデンゲートブリッジとマリーン郡の聖山が見えます。また、家から30分ぐらい歩いていくと、雄大なる太平洋。私以外の2人のハウスメイト達も皆大人で、お互いを干渉しませんからプライバシーも十分にあって実に最高の環境です。

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シャスタな女神の物語 17 〜 ハイヤーセルフとの交流
2007-11-25 Sun 04:11
2004年10月31日、午前11時。私はガッツポーズと共に、5年間、夫と過ごしたアパートを出ました。夫にはそれまでの感謝の気持ちを伝えてお別れのハグをしましたが、そこには悲しみも憎しみも全くなくてお互いに解放された喜びだけがありました。ただ、ずっと育ててきた飼い猫を一緒に連れて行くことができないことに胸が痛みましたが、身軽になる必要があった私には置いていく他に選択肢がなかったのです。

無事に計画通り家を出て引越しを済ませた私ですが、12月1日まではホームレスです。先ずは、タイミングよく旅行に出た学生時代の友人のアパートに、彼女が戻るまでの数日間だけいさせてもらうことにしました。それから、私は、別居を決めるずっと以前から計画していた通り、日本からのリーダーを招いてコーディネートした女性限定のセミナーを無事に終え、オレゴン州のアシュランドやシャスタへと一週間の気ままな旅に出ました。11月末にある感謝祭の休暇をサクラメントにいる友人宅で共に過ごしたり、サンノゼにいる友人宅でベビーシッターや家事の手伝いをしながらお世話になったりして、気の向くまま足の向くままの自由な生活を満喫しました。と言っても当時の私は、やはり暇さえあればひたすら寝ていたような気がします。どんなに本質から流れに身を委ねて生きているといっても、環境の変化という激流の中で、限界ある肉体は消耗しきっていました。


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シャスタな女神の物語 16 〜 2度目の出会い
2007-11-22 Thu 14:55
新しく住む家の目処もたち、私の人生はますます加速しながら未知なる方向に流れ出していきました。それはかなりの激流で、下手に抵抗してもがきだしたら溺れるのがオチ。激しさに飲み込まれないようにするには、ただただ手足を伸ばしてリラックスし、身を委ねる他に方法はありません。

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シャスタな女神の物語 15 〜シャスタ山の導き
2007-11-19 Mon 00:00
住み慣れたアパートと夫から2週間以内で巣立つと決めた私は、住む所が決まっていなくても、兎に角、無我夢中で引越しの準備に取り掛かりました。大切だと信じていた仕事と何が何でも続けなくてはいけないと思い込んでいた結婚生活を手放し、一から一人でやり直すのですから、もう不必要だと思える物質的なものもすべて捨てたり慈善団体にドネーションしたりして、片っ端から処分していきました。結局、私に残ったのは4つの大きな段ボール箱のみ。実際に新しい住処が決定し、2004年10月31日に私も含めて6人で引越しに取り掛かった時には、車の往復も入れて終了までに30分もかからなかったのですから、そのシンプルさは容易に想像していただけると思います。

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シャスタな女神の物語 14 〜 魂のバイタリティー
2007-11-16 Fri 00:00
結婚生活という枠組みから飛び出すと決めた次の朝、私は普段よりもかなり遅めに目を覚ましました。夫は既に出社した様子で気配はなく、キッチンテーブルの上には、彼が片時もはずさなかった大きなホワイトゴールドの結婚指輪が無造作に置かれています。「こんなもの返されても、どうすればいいのか・・・」 でも、テーブルの上に置き続けることもできませんから、処分の方法は後で考えようと、一時的に自分のジュエリーボックスの中に投げ入れました。

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シャスタな女神の物語 13 〜 二つ目の贈り物
2007-11-13 Tue 05:10
シャスタでの楽しくも濃厚な数日間が終わり、友人夫婦は次の目的地であるハワイはマウイ島へと旅立って行きました。二人を空港で見送ってから、普段通りに「ただいま」と元気よくアパートの玄関のドアを開けても、昔みたいに私の帰りを嬉しそうに待ち構えて立っている夫の姿はありません。荷物を置いてコンピューターのあるリビングに入っても、夫はヘッドフォンを付けて夢中で何かをしており、私が帰ってきたことに全く気付く気配もなし。彼から発せられる近づきがたいエネルギーに押されてしまった私は、声もかけずにベッドルームに行き、旅行カバンの中の荷物を整理し始めました。途中、人の気配を感じて振り返ると、後ろには私の帰宅に気付いた夫が黙って立っていて、直ぐにいつもと同じ挨拶代わりのハグと軽いキスをしてくれましたが、もうそこには私への熱い愛情のかけらも感じられませんでした。

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シャスタな女神の物語 12 〜 ハートレイクを目指して
2007-11-10 Sat 04:18
後味の悪さを引きずりながら、夫と私は10日間のハワイ旅行からサンフランシスコに帰ってきました。キラウエア火山での一件がまるで夢だったかのように生活は普段通りに戻っても、二人の関係は、私が夫を一人残してシャスタで夏を過ごした以前とは全く違っています。狭いアパートの中には、決して核心部には触れないように異常に気を遣いあう、とてもぎこちない空気が流れていました。ハワイ以降の私は、朝、笑顔で夫を職場に送り出した後、冷め切ってしまった夫との関係や離婚して一人ぼっちになってしまうこと、そして何よりも別れた後に完全に無収入になるだろう恐怖にさめざめと泣き、夫が戻ってくる時間を見計らってシャワーに飛び込み、涙の跡を消してから全く平気な振りをして再び笑顔で彼を迎え入れるという生活。そんな私の唯一の救いは、ハワイ後間もなく、仲良しの友人夫婦が日本から遊びに来て、数日間シャスタを案内するという予定が入っていたこと。居心地の悪い、偽りの空間から飛び出したい一心だった私は、その日が来るのを心待ちに指折り数えて待っていました。

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シャスタな女神の物語 11 〜 虹と火の女神ペレの洗礼
2007-11-07 Wed 15:47
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1年振りに訪れたオアフ島、ホノルルで、最初に私と夫を出迎えてくれたのは何本もの美しい虹。私達が行った9月中旬のハワイは、丁度雨季を迎えたばかりで、激しいシャワーの後にはお約束のように大きくてくっきりとした虹のアーチが空高く出現します。凄い時には、どの方向を向いても虹、虹、虹もオンパレード。

オアフ島ではいつものように、ホノルル郊外の山側に住む私の友人宅で数日過ごしてから、私達はハワイ島へと向かいました。その年は、直感的にどうしても火山が見たくて、10日間の全日程の真ん中に、迷わず5日間のヒロ滞在を組み込みました。運が良ければイルカとも一緒に泳げるかもしれません。数年前に一度、親友の結婚式に出席する為、一人でハワイ島に行ったことがありますが、その時は大勢の日本人達と一緒にコナの大型リゾートで3日間過ごしただけで、殆どどこにも行ってはいません。夫も小さい時にハワイ島に行ったことがあるそうですが、何十年も経過しているので記憶も定かではない状態。2人とも何の予備知識もありませんでした。


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シャスタな女神の物語 10 〜 深まりゆく溝
2007-11-04 Sun 10:14
シャスタから長らく留守にしていたサンフランシスコのアパートに戻った私の生活パターンは、以前とは劇的に違っていました。元来、一つのことに没頭し始めると他のものは何も目に入らなくなる性分。おまけにシャスタ通い以外には趣味のない、仕事一筋人間から仕事を取ってしまうと残るものは何もありません。それだったら、主婦業に精を出せばいいのではと思われるでしょうが、夫婦2人っきりの小さなアパートの掃除をしてもたいして時間はかかりませんし、食事を作るのも夕食だけ。その頃かかわっていたイベントのボランティアミーティングだってそれ程頻繁にはなく、それぞれに忙しくしている友人達を自分勝手な「暇つぶし」という理由から誘うのにも気が引けます。私の相手をしてくれるのは、当時飼っていた2匹の猫達と図書館で借りてきた大量の本とインターネットぐらいのもの。あれほど切望していた時間的自由を獲得しても、肝心の使い方がわからなくて、私の全神経はそれまで見向きもしなかった夫へと集中していきます。

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シャスタな女神の物語 9 〜 内在する女神
2007-11-01 Thu 04:04
ただただ疲れた身体を休めることが先決で、2ヶ月間のシャスタ滞在中に起こったすべてをぼんやりとしか憶えていない私にも、決して忘れることのできない印象的な出来事が一つだけあります。

私のシャスタ生活が間もなく終わりを告げる頃、宿屋の女主人が私ともう一人のオフィススタッフにタロット占いをプレゼントしてくれました。シャスタ山に繋がって以来、頼れるものは自分だけ、自分の内側にすべての答えが隠されていると気付いた私は、以前程、占いやチャネリング等に興味がなかったのですが、せっかくの贈り物をむげに断る理由もなく、かといって大きな期待もなしにセッションを受けることにしました。タロットリーダーは、痩せ型の長身で弱々しい感じさえするめがねをかけた白人男性。普段は南カリフォルニアの大学で心理学を教えていて、夏休みになればシャスタで過ごす生活を長年続けているとのこと。私が丁寧にシャッフルし、選んで並べたカードを注意深くじっと見てから、語りかけるようにさりげなくリーディングを始めました。


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